仕事も子育ても頑張るママは忙しく、ちょっとした片付けや掃除にも手間をかけたくないもの。そこでぜひ意識してほしいのが、できる限り子ども自身にやってもらうという考え方です。子どもが小さい時は、ほとんどママが面倒をみなくてはなりませんが、年長さんぐらいになれば言葉の意味もわかってきますし、いろいろと手伝ってもらうことができます。

ただ、手伝いをしてもらううえでポイントになってくるのが、子ども自身に家事は自然にやるべきものと思ってもらうことです。ご褒美をあげるような形だと物が目当てで行動するようになってしまうので、あまりおすすめしません。自主的に動いてもらうためには、特に理由付けが必要になってきます。同時に、ママが褒めてくれることで、自尊心や達成感が満たされるため、毎度忘れないように声掛けしましょう。

実際、お手伝いをしてもらいたいなら、まず最初は子どもと一緒になって行うことが重要です。「それでは時短にならない」と思ったかもしれませんが、なんでも人には教える順番というものがあります。「やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ」という名言がありますが、まさにその通りです。相手が小さな子どもでも、側でやるべき理由とやり方をわかる範囲で伝えてあげれば、自ら動いてくれるようになります。そしてこれをするとママが喜ぶと認識すれば、進んでやってくれるでしょう。

お手伝いの事例として、洗濯ものをたたむ、お皿をシンクに下げる、または食洗機にセットする等が挙げられます。これだけのことでも、習慣づいてやってもらえれば、家事の時間をグッと短縮できるはずです。